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内閣改造したものの…

 今日、福田改造内閣の顔ぶれが決まった。

 福田さんは内閣改造なんて、ようやらんやろう、と思っていた。下手に人を動かせば、党内から不満が出るだろうし、たいして変わらなければ、国民の支持はさらに遠のく。

 でもやった。やっぱり、あまりおもしろくないメンバーになった。

 今回の目玉は、麻生さんが幹事長に就任したことだろう。国民的に人気がある一方、福田さんの対抗馬になりかねない麻生さんを取り込みたい、というのは、福田首相の就任からの課題だった。幹事長ということは、次の選挙で敗けた際の責任を負う。まさに一連托生の立場になったわけだ。
 
 ただ麻生さんはなぜこれを引き受けたか。冷静に考えれば、次の選挙で負けるということは、民主党に政権交代するということだ。こんなときに、責任を負おうが負うまいが意味はない。一方、仮に勝てば、党内の評価は再上昇。福田後の総理の座にもっとも近くなる。少数派閥ゆえ、それぐらいのリスクは必要だという考えなのだろうか。

 さて内閣改造にあたり、僕は4人の去就に注目していた。町村官房長官、伊吹幹事長、渡辺行革相、舛添厚労省である。

 このうち舛添さんだけが僕の考え方通り留任したが、他の3人の処遇は、僕の考えとまったく相反するものだった。

 評判の良くない町村さんは留任、同じく伊吹さんは、幹事長こそ外れたものの、財務相という重要ポストに、そして改革派の先鋒である渡辺氏は無役となってしまった。

 一方、金融・行革担当相として入閣した茂木氏、防衛相として入閣した林芳正氏は、いずれもハーバード大学大学院を修了したエリート議員。この両名の動きには注目したい。

 また与謝野氏が経済財政担当相として再入閣、谷垣氏が国交相として再入閣したことは、増税による財政再建の方向を伺わせる。
 しかし今の経済、物価情勢、さらにねじれ国会の下では増税できないので、結局、何もできない…ということになると、最悪のシナリオである。

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